胃カメラ
~胃カメラ検査とは~
胃カメラ検査は、口や鼻から内視鏡の細い管を通し、胃の内部をカメラで映すことによって病変や異変がないかどうかを確認する検査です。
胃がんや胃潰瘍などを診断する検査の中でもっとも精度の高い検査の1つとして、健康診断や人間ドック、がん検診にも多く取り入れられています。
またピロリ菌に感染しているかどうかの判断をする上で必要な検査になります。
~胃カメラ検査って受けたほうがいいの?~
『胃もたれしやすい』、『おなかが痛くなりやすい』などの症状がよくありませんか?
『家族が胃がんだった』、『両親のいずれかがピロリ菌がいた』などはありませんか?
胃カメラ検査は、胃がんの早期発見に役立ちます。またピロリ菌の確認にも有用です。
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ピロリ菌を保有していない場合、40歳を過ぎたら2、3年に1度のペースで胃カメラ検査を受けることがお勧めしております
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また萎縮性胃炎やピロリ菌感染を患っている(もしくは除菌後)方は、年に1回の胃カメラ検査を受けることが望ましいとされています
胃カメラ検査は定期的に受けることをお勧めする身近な検査ですが、初めて受ける方や、今後受けるかどうか悩んでいる方は、『苦しそうな検査だ』という印象を持って不安に思う方も多いのではないでしょうか?
少しでも不安を減らして検査にのぞむ手助けになるように、当クリニックの特徴や胃カメラ検査の流れなどについて説明していきます。
~当クリニックの胃カメラについて~
2つの特徴があり、患者様の負担が少ない検査を行っております。
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鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡
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麻酔で眠っている間に行う鎮静下での内視鏡(静脈麻酔)
[経鼻内視鏡]
鼻、喉の違和感をなくす麻酔を行い、細いカメラで鼻からカメラを挿入します。
検査中、会話も可能です。
ただし鼻炎の症状があったり、鼻が狭い方は、出血したり挿入できないこともあります。
静脈麻酔は使用しませんので、検査後すぐに帰宅できます。
経鼻内視鏡を受けた方は、鼻を強くかまないようにしてください。
[鎮静下内視鏡]
静脈麻酔を用いて、眠っている間に検査を行います。
静脈麻酔を使用しますので、検査後に足元がしっかりするまでは休んでいただきます。
また鎮静剤を使用した場合、検査後当日は乗り物(自転車・バイク・車)の運転はできません。
~受診・検査の流れについて~
1. 事前診察
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問診表に記入後、医師の診察があります
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検査の説明と方法の選択を行い、検査同意書に記入します
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常用薬とアレルギー(麻酔など)に関しては必ずお伝え願います
2. 検査前日
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21時以降のお食事は控えてください
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夕食後や眠前の薬は内服してください
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水やお茶、果肉の入っていないジュースなどは飲んでも構いません
3. 検査当日
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朝食は抜いてください
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おタバコは控えてください
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高血圧や心臓病の薬を服用している方は、必ずいつもどおりに服用してください
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糖尿病などの薬は、事前に個々の判断をします
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15分前を目安に来院してください
4. 検査開始
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義歯や差し歯があれば外していただきます
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胃の泡消しのシロップを飲んでいただきます
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鎮静剤の静脈ルートを確保します(鎮静下の場合)
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喉に麻酔薬をスプレーします
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鎮静剤を投与します(鎮静下の場合)
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胃カメラ検査が始まります(10~15分)
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必要に応じて生検組織検査を行います
5. 検査終了後
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鎮静剤を使用していない場合、すぐに医師の診察があります
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鎮静剤を投与した場合、検査終了後30~60分程休んでいただき、説明があります
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検査終了後、喉の麻酔が切れるまで1時間は飲食・喫煙を控えてください
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組織検査を行った方は、お食事は2時間以上経過してから刺激物をさけたお食事を食べてください
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検査後はお腹が張りますが、次第に楽になりますので心配いりません
~重要事項~
鎮静剤を使用した場合、個人差はありますが検査後のふらつきやぼんやりすることが必ずあります。
鎮静剤を使用した場合の検査後の自動車・バイク・自転車などの運転は非常に危険です。ご家族の送迎や公共交通機関での来院をお願いいたします。
問診表、説明書・同意書、鎮静剤使用の同意書の事前ダウンロードはこちら
ご準備いただけますと受付でスムーズになります。